もし、あなたが以下の3つの条件にあてはまっているなら大学を中退して仕事を始めることおすすめします。
この3つの条件に当てはまっていたら、中退して仕事をした方が良い
①奨学金を受けていて、自分で返済することが決定している。(親に支払い能力がない)
②全然大学で勉強していない
③大学3.4年になればやりたいことが見つかると思っている
この3点は私の実体験です。
①~③を詳細に説明します
①奨学金はただの借金
私は経済的に余裕のない家庭だったので、国立大学の工学部に入学したものの、4年間で500万円以上の奨学金を借り入れました。
社会人になり実感しますが、奨学金という名前に騙されてはいけません。ただの借金です。毎月4万円ほどの返済が生じ、完済までに10年以上かかります。
初任給の手取りは20万円を切ります。都内に就職したので、家賃は6万円台。さらに食費、税金、生活費、奨学金返済4万円。手元に残るお金はほとんどありません。
まだ若いので、金銭的余裕がないのは仕方ないとある程度割り切れますが、一番の問題は精神的に余裕がなくなることです。
生活費に余裕がないと、人は精神的に追い詰められます。さらに、もっと稼ぐために成果を出したいと焦り始めます。
焦り始めると、全てが悪循環に陥ります。社会人になりたては、どんな人でも仕事がスムーズにいくことはありません。社会はそんなに甘くありません。
ここで大事なのは、長期的に物事を考えられるかです。すぐに成果を出そうとするのは挫折することがほとんどです。
挫折すると、結果的に成果が出るまでに遠回りになったり、方向性を早急に変えすぎてあらぬ方向にいってしまうことも多いです。
想像してみてください。3年間何かをある程度継続すれば、成果が出ている事は容易にイメージできるのではないでしょうか?そういう経験を既にしてきている人も多いのではないでしょうか。
「継続は力なり」と昔から言いますが、これは本当に芯を食っています。なぜ物事がうまくいかないのか?それはうまくいく前に辞めてしまっていることがほとんどなのです。
話が少し飛躍しすぎたので、戻します。奨学金は借金です。就職したら、すぐに返済の義務が生じる借金です。その借金を背負う覚悟があなたには本当にありますか?
②大学の最大の価値は勉強
私は大学の4年間、全くと言っていいほど大学の勉強をしませんでした。試験を通るギリギリの勉強をしただけです。
今でも単位が足りずに大学を卒業できなかった夢をみます。かなりの恐怖で目覚めます。それだけ勉強しなかったことを後悔しているのだと思います。
社会に出て一番差がつくことは、社会人になっても勉強をするか、しないかです。
勉強をしなければ他の人より仕事ができるようになりません。これはマジです。
学生時分のように甘くないのです。他の人より仕事ができるようにならなければ、一生うだつの上がらない、給料の上がらない人で終わりです。
社会人になると、学生の時より確実に時間がなくなります。さらにストレスもレべチでかかってきます。
そんな状況で、学生時に勉強してない人が、社会に出て勉強できるでしょうか?答えは否です。
もっというと、学生時代に勉強する習慣を身につけられているかがめちゃくちゃ重要です。
私の友人で公務員になり、15年ほどかけて税理士になった人がいます。彼は高校時代にはさほど優秀ではありませんでした。
しかし、大学で法律を勉強する楽しさを知り、コツコツ勉強する癖を身につけました。その結果、社会人なってもその習慣は続き、勉強し続け税理士の資格を取得しました。
彼は現在、個人で税理士事務所を開業するための準備とブログを書いています。
大学生というめちゃくちゃ時間があるにもかかわらず、勉強していない人は、社会人になっても勉強しません。
本気でスイッチを入れて、勉強を始めないと本当に後悔します。勉強ができないのであれば、働き始めた方が良いです。
人は環境を変えないと前に進めないことも多いです。
奨学金で日々借金額が増えていくにもかかわらず、勉強しないのは、まさにドブにお金を捨てていることになります。
③みつかりません
大学に何か強い目標がなく入学してしまった人は、大学生の後半になっても、まずやりたいことは見つかりません。私はそうでした。
一番の理由は、自分の人生をどこか人任せにしている事に気づいていないからです。
周りの環境がめちゃくちゃ良く、その環境に流されて運よくうまくいく人も中にはいるでしょう。ただ稀なことはすぐに理解できると思います。
自分のやりたいことを見つけられるのは、自分しかいません。他の誰でもありません。
自分だけです。自分で考え行動した人だけに見つかるものです。その後に誰かが助けてくれるものです。
私は、大学4年間でやりたいことが見つかりませんでした。だから、工学部を卒業したものの、料理が好きというだけで飲食業に就職し長くは続きませんでした。もし、人生やり直せるなら高卒で働き始めます。
なぜ、やりたいことがみつからなかったのか?それは、みつけようとしていたものが的外れだったからです。「やりたいことをみつける」という発想が根本的に間違いでした。
「やりたいことをみつける」ではなく、「どう生きることが理想か」という問いを立てるべきでした。
わたしの理想は「経済的に自由に生きる」です。これは家庭環境が経済的に不自由だったことが原因だと思います。
この答えがみつかったとき、今まで仕事がうまくいかなかった理由が腹に落ちました。「経済的に自由に生きる」為には仕事は手段でしかなく、極端にいえば何でもよいのです。
だから、現在はUber Eats 配達パートナーやブログ、切り抜きをやっています。料理がやりたいから、料理人になるでは弱すぎました。むしろ「経済的に自由に生きる」には程遠い職業だったと思っています。
「やりたいことがみつからない」と悩んでいる人は、「どういう生き方が理想なのか」に問いを置き換えてみてください。人生が大きく変わるかもしれません。
※まとめ
社会での成功に学歴は全くと言っていいほど関係ありません。
実業家の青汁王子こと三崎優太さんも動画で言っています。参考にしてください。
上記の①~③にあてはまっている大学生は真剣に中退を考えた方が良いと思います。
私はアラフォーですが、若い時の時間は本当に価値があります。世の中で言い尽くされていますが、本当にそれはホントです。
若いときの時間はマジで価値が無限大です。早くそれに気づいた人の勝ちです。
これから働き始め、10年後を想像してみてください。10年後でもアラサーです。
10年あれば大抵のことはものにできます。仮にうまくいっていなくても、アラフォーまでにあと10年もあります。
この事実に気づき、早く行動した人の勝ちです。資本主義社会とはそういうものです。
現状のまま、奨学金で借金を日々作りながら、勉強しない、やりたいことがそのうちみつかるだろうでは、本当に何も変わらないまま時間だけが過ぎ、借金がふくらんでいきます。
さらに、かなり恐ろしいのは大学の4年間で怠惰な生活が習慣になってしまうことです。
私と同じような後悔をしない為にも、まずは「自分の理想の生き方」を真剣に考えてみることをお勧めします。きっと、人生が良い方向に動き始めると思います。
私も参考にした本を紹介しておきます。
「道は開ける」D・カーネギー
7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー